2016年11月07日

疲労困憊

夏の終わり頃には「今年は平年より季節が3週間遅れている」と思っていたのに、冬は「平年より2週間早くやってきた」感じです。つまり秋はありませんでした。

いつもなら10月に雪が降ることがあってもそれはわりとすぐに融ける、あるいはしっかり降っても11月上旬には穏やかな日が続いてやっぱり土の地面がでてくるのですが、今年はこの調子でいったらもしかしてこのまま10月の雪から根雪になってしまうのではないかと思うくらいの勢いで毎日毎日雪が降っています。

トマト氏とふたりで空を見て、週間天気予報を見て、ハウスを見て、また空を見て…いったいいつビニールを巻き上げられるだろうか?とジリジリ悶々しながら待機する日々。晴れてビニールの雪が落ちるのが待ちきれず、強引に出動してみたものの挫折したこともありました。

曇りの日に長ーい雪落とし棒でハウスの屋根(100坪分の屋根を2つ)の雪を下ろし、落とした雪で埋まったハウスバンドの結び目を掘り出し、バンドを緩めてビニールをとめているスプリングを外し…とここまで半日がかりでやってきたのに、そこでまさかのいきなり向かいの山も見えなくなるくらいの猛吹雪(しかも湿雪)。ほんの10分くらいの気まぐれの吹雪なのに、半日がかりで落とした雪がまたハウスの屋根にべったりと乗ってしまってもはや作業困難で断念したこともあります。(着雪注意報のでるような湿った雪でその時点で午後1時くらいだったので、その日はもう融ける見込みもないしまた雪下ろしからはじめたら作業の途中で日没で見えなくなってしまいます)。

それでもなんとかタイミングを待ちつつ、ゲリラ的作業を繰り返し、なんとか全部のハウスのビニールを巻き上げることができました。

毎日、すぼずぼの新雪の中を歩き回り、軽トラックはぬかりながら進み、前日に掘ったハウスバンドの結び目をまた掘るところから始めて、ハウスに登れば足についた雪でつるつる滑り、ビニールはしけって重くねっぱって、もう何をするにも困難で疲労困憊しました。体感的には曇ったり晴れたりする平年の10倍くらい大変でした。

このあたりの作業は大変すぎて写真を撮っている余裕は全くありませんでした (^^;

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ビニールを巻き上げたあとも残り作業があります。ハウス周りの備品を雪で見えなくなってしまうまえに所定の位置にしばりつけておくのです。たとえばハウスの扉とか…。

立てかけておいたものが倒れて埋まっているので、掘り出します。

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まだ気温が高いので(マイナス1〜2度から、プラスの2度くらいの間)雪が湿って重いです。二人で掘り進んでいくとようやく扉が見えてきます。ほんの10cm程度積もっただけでもどこになにがあるのか全く見えなくなってしまって、知らずにここを歩いてしまうとつるっとすべって尻餅をつくことになります。「雪の下になってしまう」というのは想像以上にいろいろたいへん。

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掘っては立てかけ、ひもで縛っていきます。これを16ヶ所。

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それからハウスのドアレールやスプリングと呼ばれる部品も掘り出して縛ります。

だいたいいつもこの作業は8棟やって2時間程度なのに、同じ作業をするのに丸一日かかりました。まだ冬篭りする前にやっておくべきいくつか作業は残っているものの、とりあえずここまで終わらせておけば大丈夫。ここまでやっておかないと春にとても困ったことになります。なんとか無事ここまでたどり着いてほっとしました。

今まで辛い農作業の代名詞として「みぞれの降る中、泣きながらビニールを上げる」というセリフがあったのですが、湿雪の中ビニールを上げるのはそれを上回る大変なことでした。(^^; 


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夜は吹雪の中、木工マニアのみなさんの話を聞きに行ってきましたよ。

町内の方はどこかで倉橋さんの作る木のおもちゃをごらんになったことも多いのではないでしょうか。「もったいない」から始まって30年。途中にいろいろあったけれどもここまで続けてきてよかったなぁというお話、良かったです。(^^)

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クラフト蒼の臼田さんもちらちらと町中で噂を聞くことはあってもお目にかかるのはじめて。尻尾を振る小鳥がとてもかわいいです。こういう方が森林の町に移住してきてくれてうれしい。倉橋さんは「下川は森林の町なんだから、川上(森)から川下(消費者)まであったらいいのに」とおっしゃっていたのはきっとこういうことなんでしょうね〜。

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そしてうれしそうにお話する谷目さんと驚きながら話を聴くコーディネーターのなかのくん(右)

谷目さんの話は何回聴いても「すごいなー」と感動します。夢をあきらめないって大切ですね〜♪


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お話を聴いたあとは作業場の見学に行きました。

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たくさんの道具といろんな機械があって、みるものすべてが興味深いものでした。木工ができたらきっと楽しいね!

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希望者にも体験させてくれましたよ。これはせんばんという機械だそうです。回転するものをろくろみたいに?削っていくようです。

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こっちはいとのこ。ミシンなんとかって呼んでたかな?倉橋さんの教え方が上手で、初めての人たちも次々にキツネなどを切り抜いていました。

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これは谷目さんのオルガンの楽譜を作る機械(この機械自体も谷目さんの手づくり)。わたしはこれでがっちゃんがっちゃんといくつかの穴を開けさせてもらいました。木工体験とはいえないけどいいノダ!(^^)

楽しい時間はあっというまにすぎてしまいます。夜の懇親会も楽しみにしていたのだけれども、昼間のハウス作業で疲労困憊してしまって(とうとうトマト氏はダウンしてしまったし)懇親会には参加せずに帰宅しました。とても残念。いつかまた聴きにいきたいなあ。


                                Asako
posted by tomato at 09:01| Comment(0) | 農作業

2016年11月01日

○○マニア

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どんな分野でもその道のマニアの話は面白い。どこまでも深く追求していってしまって他の追随を許さない。何を聞いても「よくぞ!聞いてくれました!」といわんばかりに嬉々としてどこまでも詳細に熱く、暑苦しく語ってしまう。それがマニア。(またの名を「へんたい」)

しもかわについて深く掘り下げようという取り組み(それが地域学しもかわ学会)の中で、今年は木に関係する へんたいさん マニアのみなさんたちの話を聞いてみようということになりました。

登場するお三方、噂に聞くだけでも相当掘り下げているようです (^^) 登場人物についてはサト美ちゃんのブログで紹介してくださっているのでそちらをご覧になってくださいね♪ふふふ、面白そうですよぅ。


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マニアといえば、図書室から借りてきたこの『カラスの教科書』がとてもとても面白いです。分厚さにちょっとためらわれるかもしれませんが、全編を通して作者松原さんのカラス愛が伝わってきてあっという間に読み終えてしまいます。植木さんのイラストカラスくんもとても愛らしい。この本一冊読めばみんなもカラスが好きになっちゃうよ。(実はわたしは前からカラスが好きです。農場にいるカラスたちともお友だち。この本をリクエストして図書室に買ってもらったのは実はわたしナノダ… (^^;)続編の『カラスの補習授業』も図書室にあるので、読むのが楽しみです♪

最近は町役場の住民課のおじちゃんのところに「町中にカラスが増えていて怖い、なんとかしてくれ」という声が寄せられているとか。この本を読めば群れているのは若烏たちでちっとも怖くないよとわかってくれると思うなぁ。なんなら集まっている彼らを観察してみると遊んでいる様子とか序列とか発見できて面白いよ!(←『カラスの教科書』に相当毒されてしまっているかも!)

『カラスとカケスの物語』はアイヌの特集にでていた本です。カラスくん、時代や場所に関係なくこんな風に思われていたんだとちょっと納得してしまったり…。


                               Asako

ハウスの屋根に積もった雪に気持ちはジリジリあせりまくり…強行突破するべきか、いやもう少し我慢か…昨日も今日も一日中悶々しそうです
posted by tomato at 08:37| Comment(0) | 地域の話

2016年10月31日

森でできてるおうち

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わたしたちもお世話になった森とイエプロジェクトは、下川の森で育った木を使って下川の大工さんたちが作ってくれます。ほんとの地産地消のおうちです。

「あの森の木々でできたおうちです」といっても途中をすっとばかしているとなんだか想像しにくい…かな?というわけで、今度は森から製材工場、そしてその木を使ったおうちまで全部見せてくれるツアーをしてくれることになりました。

もちろん家づくりを予定していない方でもOKOK。ちゃんと管理された森ってどんなかな?木が材木になるってどんなかな?というご興味のある方もどうぞご参加ください。

森からはじまる家づくりツアーのご案内はここをクリックしてね

参加お申し込み、お問い合わせなどは、いつもの…
クラスター推進部 01655-5-2771


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ビニールがまだ半分しか巻き上がっていないのにこの大雪 (T_T) けっこうピンチです。天気予報によれば今度の勝負は11月3日。小雨小雪決行の予定ですが、この分だと普通に雨でも雪でもやらないとやばいです。いつか晴れるのでしょうか…。

                              Asako
posted by tomato at 08:17| Comment(0) | 地域の話

2016年10月30日

文化祭とハロウィン

昨日は文化祭のステージで、毎年恒例の上名寄郷土芸能保存会による踊りの披露をしてきました。今年は新人さん2名デビュー!この日のための練習が2日、リハーサルが1日、その前に新人さんの強化練習につきあって1日…この一週間で何回踊ったんでしょう?

でもその甲斐あってとてもきれいに踊りが揃って、人数も多いので舞台が豪華になって好評でした。うちでは写真を撮りませんでしたが誰かがFaceBookにアップしてくれると思います (^^)


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Sちゃんの話では年々文化祭への個人出展が減少傾向にあるようで少しさびしいです。これはお年寄りにより種子アート?

かぼちゃやスイカ小豆、アスパラ、梅干!などなどのタネをお花に見立ててブローチにしたもの。とても愛らしくできていましたよ。


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陶芸愛好会のウォンちゃんの作品もひときわ目立っていました。大きなお皿には韓国語で「おいでよ!しもかわ!」と書いてあるらしい。ウォンちゃんらしい作品ですね〜。

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こちらは図書室のボランティアのみなさん主催のアイヌ刺繍講習会の作品です。

今月のお勧め本は「アイヌの本」の特集で、それにあわせてアイヌ記念館から講師の方をお招きして刺繍教室をしたのです。

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そのときの様子が読売新聞にも載ったそうです。実は参加したのはAsakoでなくて、図書委員長(視聴覚ライブラリー委員長)のトマト氏です。慣れない針仕事にたいへんに肩が凝ったそうですよ、ふふふ。


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明日はハロウィンですね。やないさんのケーキにもかわいいおばけが載っていました。カシューナッツにバタークリームの手のついたかわいこちゃんは食べてしまうのがもったいないくらいでした。

毎年町内ではハロウィン実行委員会が「トリックオアトリート」をしていたのですが、今年は中止になってしまったそうです。残念だなと思っていたら、一部の有志に商店街が協力してくれて実行できることになったのだとか。楽しみにしていたちびっこに朗報ですね。

詳しくはれいちゃんのブログをみてね。
http://reiko.shimokawajump.com/?p=9369

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これからハウスのビニール巻上げ…と思っているのに、ビニールの上に雪がのっかっていてどうしようか迷い中。8棟中あと4棟残っています。このあともずっと雪の予報が続いています。うーーーーん、困ったわ。とブログを書いているうちに吹雪いてきました…雪 雪続きの日々、ほんとに困ります…

                            Asako
posted by tomato at 08:29| Comment(0) | 地域の話

2016年10月27日

まだちょっと待って〜っ!

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このところなかなかブログも更新できずにおりました。サボリ癖がつくとだめですねえ。(- -;スミマセン…。

それでも季節はどんどん進んでいます。先週くらいに初雪が降りました。まだハウスのビニールをひとつも巻き上げてないどころか、中身(栽培作物)も全然片付いていないのに10cm以上も積もってびっくりしました。

いつもなら初雪は降っても軽くさらっと程度ですぐに融けるのに、このところたびたび降雪があり「ひょっとしてこのまま根雪になってしまったらどうしよう?」とちらっと不安になるくらいの頻度で降っています。この夏は雨の多い年だったので、その雨がそのまま雪に変わったような印象です。

なかなか晴れ間がないのでビニール巻上げもできません。明日は曇りの予報なので相当がんばってお仕事しないと季節に追いつきません。それで、 冬になるにはまだもうちょっと待って〜っ! なのです。(^^)

----- 以下は最近の活動など -----


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今年は原材料が少ないのと、結構最近まで出荷が忙しくてなかなかソース作りができませんでした。とりあえず一回。これからもう一回つくる予定です。今年は去年の試作で好評だったタネ入りバージョンも作ります。お楽しみに♪

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下川町では、町議会議員さんたちと親しく懇談できる「井戸端会議」というのがあります。議員さんたちも「町の人たちはどんなことを望んでいるのかな?」と知りたいし、町民も「議員さんに聞いてほしいな」と思っていることがあるみたいだし、こうしてお話しする機会を設けてくれるのはとてもありがたいことだと思います。年に何回かやってくれるようなので、特に言いたいことのない人(わたしのような…)でも、来てみたらいいのになーと思います。みんなが町の将来について真剣に考えているのがわかってとてもお勉強になります。(^^)/

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それから農協さん主催で今年2回目の「野菜マルシェ」がありました。わたしもみそづくり母さんの会で参加しました。このマルシェで販売したお味噌で、前回仕込んだおみそは完売しました。ありがとうございました!

これから冬の間にまたみんなで仕込んで、それを熟成して、今度食べられるのは来年の夏以降です。どうぞお楽しみに!

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それから10年目にして初めて育苗ハウスのビニールの張替えをしました。資金難というのもあったけれども修理しながらよく10年も我慢しました。来春の苗たちは透明度の高い新しいビニールでたくさん日光浴できます。しっかり光合成してよい苗に育ちますように!

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それから闇鍋?ならぬ、ひみつの勉強会に行ってきました。全く知らない世界の話でとても興味深かったです。上の写真は勉強会のあとの懇親会。手料理持ち寄りだったのですが、男子料理が意外にみんながんばっていてとても楽しかったです。


うちの観葉植物たちも元気に育っています。

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今年の1月の写真

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現在の写真

ヨーコちゃんの樹がすくすく育っていて、いよいよトイレ方面への通行の邪魔になるくらいの大きさになってきました。スビーカーがすっかり侵食されています。どこまで育つのでしょう?隣のミルクブッシュも枝数が増えてきました。

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花子さんの樹は写真に納まりきらないくらいになってきました。

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みっちゃんの樹の葉っぱが一枚折れてしまったので挿しておいたら、かわいい新芽がでてきました。実はヨーコちゃんの樹の鉢の陰に新人・挿し木のコンシンネもあり、この調子で増えていったらジャングルハウスになっちゃうよー!

                              Asako
posted by tomato at 22:13| Comment(0) | あれこれ

2016年10月07日

ブログ

 みなさん,今晩は、ご無沙汰しています。今年は本当にハードな,休む間もないシーズンでした( まだ終わってないけど (^^;; )。みなさんの応援のおかげでなんとかここまで来ました,ありがとうございました。

さて、私事ですがこのたびデジカメ写真のブログを始めました。URLはhttp://photooffarmer.sblo.jp/です。元来,無精な私のことですからたまにしか更新しませんがよかったら覗いてみてください。

もし感想などいただけたら嬉しいです。m(_._)m

     トマト
posted by tomato at 20:11| Comment(0) | あれこれ

2016年09月26日

ようやく

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秋の旨〜いトマトになってきました!

今年は雨に祟られてもうほんとに美味しいトマトは食べられないかと思っていました。でも信じて待ってて良かったです。 (^^) うちの子たち本当にがんばってくれました。でも少ししかないのでネットショップはお休みのままにしておきます。ご希望の方がいらっしゃいましたら直接お問い合わせください。(納屋のハネもちょっとだけあります)まじでうまいですーー!

でも、そろそろ最低気温もヒトケタの日がでてきて長袖作業着だけでは寒いくらいになってきました。ウィンドフレーカーやモモヒキ着用の日もあります。これくらいだとなかなかトマトも赤くならないのですが、それがまた旨みをぎゅっぎゅっと溜め込んでくれるのです。これからのトマトはほんとに美味しいです。でもシーズン終了もすぐそこに見えています。あとどれくらい出荷できるかなぁ…。


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今朝は朝日がちょうどストーブの横の窓から差し込むくらいのの角度で、中の薪がライトアップ(?)されていました。



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先週の土曜日はちょっとだけ農場を抜け出して ハナちゃん に会いに行ってきました。ハナちゃんはコミネくんの愛ドサンコ馬です。ちびっこをのせてぱかぱか歩いていましたよ。

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もちろんお馬さんは最初からこんなにおとなしいわけでなく、こみねくんが雨の日も風の日も雪の日も、ほんとに読めば「まー、よくやるわー」と誰もがあきれるほどの努力の調教の末、ハナちゃんとがっちり信頼を築いてこうしてめでたくお子さま方に楽しんでいただけるくらいになったのです。こみねくん、ほんとに偉いです。

                                Asako
posted by tomato at 07:33| Comment(0) | 農作業

2016年09月04日

自然災害

この間は北海道と東北で大きな被害があって、今は九州も危ない状況で、そこに暮らすみなさんのことを思うと胸が痛みます…。心よりお見舞い申し上げます。そして一日も早く日常がもどってきますようにお祈りしています。

8月の台風&大雨は、うちにとっては一大事なのですけれども小さいできごとに感じられるくらいです。ほかの方に聞いた話では、タマネギやおいもまで大雨に洗われて地面からもぎとられて町まで流されているとか(もちろん畑の土も流れるでしょう)、小麦畑に土砂が流れ込んでしまったとか…。農家にとって土はとっても大切な財産だと思うのですがそうなったら復旧まで十年単位の年月がかかりそうです(というか、もとに戻るのかもわかりません)

消費者のみなさんにとってはしばらく「野菜が高くてたいへん」と思われるかもしれませんが、そういうときは農家はもっとたいへんなんだと思います。ごめんなさい。

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先月イタリアで地震がありました。アマトリーチェという小さな村で大きな被害がありました。そこはトマトパスタ発祥の地で有名なのだそうです。ニュースの写真でみたら歴史のある美しい村が瓦礫になってしまっていて被害も大きく本当に言葉もありません…。

あるシェフが小さな集まりでうちの大雨被害で割れてしまったトマトを使ってその村の名物パスタを作ってくださったそうです。そしてそこでお食事したみなさんと想いをともにしてみんなで祈ってくれたのですって。(イトーさん、ありがとうございます!)

想いは力になります。

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うちの水を吸って割れてしまったトマトたちですが、ゴトーさんの新しい穴のおかげで、なんとか踏みとどまっています。

たくさん水を吸ったところのトマトは赤くなってジュース工場に出荷されていきました。そしてその上の段の実は糖度が低めながらもBrix7をクリアしているので、農協さんのはるか7として出荷しています。

その上の上の段のトマトはまだ全然赤くなりませんが、生産者の目でみた感じ、けっこう糖度ののった締まったトマトに育っていると思います。糖度の高いトマトはなかなか赤くならないので、この子たちが収穫できるまでにはまだもう少し時間がかかりそうですが、期待できそうな感じになってきました!今週末も大雨の予報になっていますが、そこを乗り越えて美味しくなってくれるといいなぁ。でもあんまりのんびりしていると美味しくなる前に片付けの季節になっちゃうよ?がんばれトマトちゃん!


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いただきもののズッキーニを炒めて、その上にフライパンで焼いたスライストマトを並べて、チーズをのせて焼いてみました。美味しかったよ〜。美味しいと思えるようになったら元気の証拠。よしっ!がんばって農作業に行ってきます!

                            Asako
posted by tomato at 06:41| Comment(0) | 農作業

2016年08月28日

希望の光

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何個目?の台風は右に逸れ、何個目?の台風の影響でひどく降るといわれて恐れていた雨もさほどでなく、うれしいトマト晴れが続いています!朝晩もだんだん冷えるようになってきて、今朝も最低気温12度くらい。ひんやりとした晴天は美味しいフルーツトマトを作ってくれるので大歓迎です。

「9番の池」とうちで呼んでいる明渠の水も、ポンプ2台で汲み続けて減ってきました。あまりに水の量が多いので追加で水中ポンプを買ってしまいましたヨ。2台になったので一時間に12トンの水を汲み出せます。


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ただ、問題はこの「9番の池」だけで解決するようなものではありません。

晴天になっても、名寄川の水位が下がってきても、すこーしずつ染み出してくる地下水があるようで、引き続きトマトたちは水を吸い続けています。「簡単に土は干せない」と先輩農家さんたちが口々に言っています…。

でもだからといってわたしたちの可愛いフルーツトマトちゃんたちを見捨てるわけにはいかないので、ふたたびゴトーさんに無理をお願いして来ていただきました。(後藤さんの現場のお休みの日にスペシャル扱いで?きてくださっているみたいです…ありがたいことです)


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で、掘ってみたらば…

でました!水道(ミズミチ)です!

うちの隣の牧草地は以前「砂利を取って売った」そうで、とても水はけがわるいのです。たぶん、そこに停滞している水(砂利層がないので真下に浸透していかないのかな?)がうちのほうへ流れ込んでくるのですね。

以前もこの同じ場所を掘って対応したのですが、そのときに借りた重機が小さかったので今回よりも浅くしか掘れなかったのですが、その下にミズミチがあったんですね…。

25mくらいの間に3ヶ所くらいの大きなミズミチと小さな水の層がたくさんあります。


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ここはハウス方面に行く途中に通る結構重要な作業路でハウスの妻面にも面しているので、ここを掘るということは今後トラクター作業も除雪作業も困難になってしまうのですが、それでもここを掘るというのは究極の選択です。普通はここまでしないでフルーツトマト(土耕)をあきらめると思います…

ここでもどんどん汲み出していますが朝になってもまだ水が減りません。これではトマトたちは水を吸い放題でしょうねえ。 (- -;


これでしばらく様子見です。運がよければ9番の池のように、ポンプで汲み続けることによって地下水の影響が軽減されるでしょう。(^^) あれだけ水を吸ったトマトたちがどれくらい回復するのか?あるいは今年は回復できなくても来年以降に期待が持てそうです。

希望の光 です♪


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工事のメドが点いたので、それから「みそづくりかあさんの会」のおみそを売りに行きました。


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今年はあまりに良い天気でみなさんどこかへお出かけしてしまったのか、さびしい人出です。

おみそも少し売れ残ってしまいました。わたしの手元にもいくつか預かってきましたので、良かったら買ってください! 500g 500円。お米と下川産の大豆とお塩と糀のみで作られたかあさんたちの愛情いっぱいのおみそです。美味しいですよ〜♪

                              Asako
posted by tomato at 07:04| Comment(0) | 農作業

2016年08月24日

大雨の続き

お見舞いのメール、メッセージ、お電話などくださったみなさま、ありがとうございます。状況はあまりよいものではありませんが、それとて作物だけのこと。とりあえず命までとられるわけでなし、住むところもありごはんも食べられるし、ビニールハウスも農業機械も全然被害がないので落ち込んでいてはいかんのだろうなと思います(でもほんとはここまでとても良かっただけにけっこうめげてます)

楽しい話題ではないけれど、現状をご報告します。

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農場全体の1/4くらいのトマトが水を吸ってしまっています。ひどいところは割れています。割れないまでも糖度が下がりすぎて、今後晴れてもフルーツトマトにもどらないところもあります(これは加工所へもっていってトマトジュースにできます)


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大丈夫そうなところのトマトも収穫してきてみたら(急に水を吸って)割れているものもあります。

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アップでみるとこんな感じ。このトマトは出荷できませんが、たぶんこの樹についているほかのトマトは今後晴れてくれればまたフルーツトマトになれそうです。(でもしばらくは「ぎゅっと濃い味」でなくちょっと水っぽいと思います)


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朝ハウスにいくと、葉っぱの縁に露がついて宝石みたいできらきらしています。きれいなんだけど、これは根が水を吸い放題で使いきれない分があふれてしまっている証拠。


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きれいだなーと思いつつためいきついたりして…(^^; これをみてまだきれいだと思う自分の心に苦笑いです。

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一時間に6トン排出してくれるポンプでくみだしているものの、地下水の流入がとまらず、明渠もまだなみなみ水があります。これはここの穴に水があるだけでなく地面の下全体に地下水が上がってきてしまっているということです。場内のほかの明渠や井戸をのぞいてみても同じくらいの水面なので、トマトたちの根が届きそうな高さまで地下水が上がってきているのでしょう。

(うちとしては)大規模な土工事をしても、せいぜい15cmくらいしか地面はあがらないので、これだけ大量の降雨があるとお手上げです。こういうのを防ぐにはコンテナー栽培へ移行するしかないのですが、トマトの美味しさは土耕だと信じているわたしたちとしては望まない選択肢です。とすると何年かに一度の災害につきあっていくしかないのかな。


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排水路の出口の土管の出口はまだ川面の下です。川の水が減ってくれないことにはどうにもできません。川の水を減らすのは簡単にできることではありません。でも雨は上がったのでこれから徐々に減っていくのでしょう。わたしたちにできるのはただ信じて待つのみ。

                        Asako
posted by tomato at 07:25| Comment(0) | 農作業