ギシギシのその後

６月２３日の記事で、ギシギシ（ダイオウ）の話を書きましたが、あれはその後こんなに集まりました。（写真の山には、笹の根も混ざっています。）



ほ場ではこんな感じ・・・
手前の茶色のところがギシギシ退治をしたところ
上の青々しいところはまだのところ。
寸断された根から葉がしげってきてしまって、早くもギシギシ畑状態。
ピンチー！！

エンドウのたねまき

トマト氏が忙しくて、なかなか更新が追い付かないので
Asakoが代打をつとめます。

順不同っていうか、ちょっと前の作業になりますが
わたしたちのハウスに絹さやのタネを蒔きました。


まず、ハウスの中の土を耕します。これはトラクターにロータリーという機械をつけてハウスの中を走るのですが、うっかりぶつかるとハウスの骨が簡単に曲がってしまうのでなかなか難しいです。まだウチにはトラクターがないので、ご近所の大ベテランＭさんにお願いしました。



それからマルチングの準備をします。
曲がってしまうとのちのちの作業に影響がでてくるので水糸をひいて慎重に・・・



マルチを引っ張るトマトおじさん

マルチをしいてしまうと上から水をやれなくなるので、マルチの下に潅水チューブをはわせます。シートの両脇に見える青いチューブが潅水チューブです。潅水チューブの位置が悪いと、エンドウが水浸しになってしまったり、水が届かなかったりしてかわいそうなエンドウが発生してしまいます。



とりあえず今年は３列だけつくるので、まん中３列に防虫シルバーマルチをしいて、残りは雑草防止のマルチをしきました。

そもそも本当はトマトを作りたいのに、なんでエンドウ？と思われるかもしれませんがハウスの完成時期と下川の気候の都合で、今年はエンドウしかつくれないんですねー。（ハウスを作る時期は、公社との"いろいろ"によります）



一つの穴に二粒ずつタネをまきます。３棟で約４０００穴あります。
これをさらに手で押し込んで完成。７月３日にここまでやりました。このエンドウの芽が今出ています。

ギシギシ

ギシギシというタチの悪い雑草の根っこが寸断されてあちこちに散らばりました。これは大きくなると手では抜けません。そして、ちょっとの根っこからも発芽して増えます。おまけにタネもばらまく生命力の強い草です。

これが大人の姿、花がついてます。


寸断された根。いまなら簡単に手で抜けます。


ちょっとの時間ででこんなに集まりました。

いま時間を見つけては畑をまわって根っこ拾いをしてます。

土地改良事業

北海道には農業の基盤を整備するために（財）北海道農業開発公社というものがあって個人で行うには資金・設備の負担が大きい作業を行なってくれます。たいていの新規就農者はこの事業や土地の取得でおせわになります。


これだけの肥料・土壌改良材を土地にすき込みます。


青い袋はようりん、白い袋は炭カルです。


このブルドーザーで牧草を寸断しながら、肥料・土壌改良材をすき込みます。


寸断にはこんな作業機も使われます。


あっという間に作業は終了。

井戸

ご無沙汰してました。ちょと10日ほど講習にいっていたので更新できませんでした。

先日農場で使う井戸のためまコンクリート管にタガネで穴を開けました。

はじめはこんなヘコミでも…


続けていくとこの通り。

いやーここまで穴をあけるのは時間かかりました。
指はたたくし、手首は痛いし(;_;)
でもこれで自分の農場の井戸ができると思って頑張りました。

この管がどのように使われるかはおってまた報告します。

公社による土地改良事業

土地改良事業がいよいよ始まりました。
　1　畑の段差をならす
　2　ビニールハウスを建てるところは暗渠を入れる
　3　心土破砕
　4　将来アスパラガスを植えるよていのところに堆肥をいれる
　5　畑の横に農道を確保する

この写真は1の現場



この写真は5の現場です


いよいよそれらしくなってきました (^_^)

田植え

先日の実習は田植えでした。育苗ハウスから稲の苗がびっしり植わったトレーをトラックに積んで田んぼの畦に並べます。それを田植え機に積んで田植え開始。

田植え機はトレーを24枚積むことができます。そして3枚のトレーを使って六条ずつ植えます。人力の10倍くらい早いでしょうか。

田植え実習は初めてでしたが、たいしたもんです。

測量

先日公社の人と実際に工事を行う業者の人が畑を測量に来ました。役場の人もです。公社というのは財)北海道農業開発公社のことです。北海道で新規就農する場合たいていは公社のお世話になります。

私の場合、測量してビニールハウスの位置が決まり、それによって堆肥や炭カルを投入する面積が決定します。

いままでは概算だったものがようやく詳細見積可能になるわけです。

個人的には測量のぼっこ(棒)が立っただけで、ヒジョーにそれらしくなってきた感じです。　

アスバラ苗

昨日アスバラ苗の鉢上げをしました。そのときに見つけた変りものの苗です。生き物だから一つ一つ違っていろいろあります。でもこの写真に撮った苗は沢山枝分かれしていてお得なような気がしました。

でもアスパラは太い新芽が沢山出てナンボのもんだから、いまはまだわかりません。

土壌サンプル

先日自分たちがハウスを作る予定地の土壌サンプルを採りました。

このサンプルからpHを測定して、公社事業で投入する石灰の量を決めるのだそうです。今から酸度の調整しても作物をつくる直前にまた測定していろいろ入れないといけないと思いますが。これをやらないと始まらないもので…

だんだんと自分たちの農場がスタートするって感じがしてきました
＼(＾o＾)／


5,6箇所雪を掘って、




サンプル採取。

トマト定植

今日はビニールハウスの中で。トマトの定植。マルチというビニールが
土の上全面に貼ってあります。そこに穴を開けてポット苗を植えていきます。

この写真は自分のハウスではなく近所の農家さんのところを手伝いに
いって勉強してきました。

いくら話を聞いても、本で読んでも、実践が一番。

でも、早く自分のハウスでやりたいな、と思いました。

新年度

はやいものでもう4月ですね。

晴れの暖かい日が続かないので、なかなか雪が溶けません。
雪がとけないと仕事も本格的にはスタートしないんですよね。

だからハウスを建てるとか井戸を掘るとか外の工事はできません。
そして今年の私のハウス建設などは道(北海道)の事業がからむので、道の
予算、体制が決まらないと進みません。

いまは、役場や農協のとの打合せとか、資金繰りを考えたり、先輩に質問して勉強して雪解けを待ってます。





2月の写真と比べると少し雪が溶けましたね。
いま、妻に頼んでブログのデザインを変えようといろいろテストしてます。
乞うご期待。

パール

この牛が私たちの牛。名前はパール。いま下川町では飼えないので枝幸にいます。

えっ模様がふつうのと違うって ?　はい。よく見る白黒の牛はホルスタイン、これはジャージーといいます。少し小さくて放牧向き、乳脂肪が高いです。

早く自分たちの土地をもって一緒に暮らしたいです。



写真をクリックすると大きくなります。

鉢上げ

これがトマトの苗です。セルトレイからポットに鉢上げしたところですねー。最近の私の仕事（実習）はこのビニールポットに土をつめるとか、ポットに苗を植える、ポットを並べるなどです。

家庭菜園とは違って農家はこのポットを2000とか9000とか準備するのでけっこうたいへんです。がこの準備のヨシアシで収穫が半分くらい決まっていしまうということなので、真剣です。(-_-;)

セル苗鉢あげ

セル苗って、プラスチックの鉢というかポットがいくつも連続してるんですね。それをセルトレイというというんですけど、そのトレイに苗が植えられているのを農家は仕入れるのです。で、それをビニールの鉢に植え換えます。

今日はその作業、苗を抜くときに根っこを切らないように。初めは手加減がわからないけどじきに慣れます。

だんだんと、農作業がスタートしていきます。

お。写真はうちのタレイア。昔デブだったのをダイエットして痩せたから皮があまっているんですね。よく伸びるでしょ。犬にとっては痛くも何ともないみたい。大人しくしてます。

ちなみにアテネはデブったことがないので皮は伸びません。

資金借入-3

昨晩、話したいことがあるのでと、役場の人から電話がありました。

そっちへ行きますか ? と聞くと向こうから来る。明日でもいいですか ? と聞くといいけどできるなら早い方がいい、というので自宅に来てもらったのですが、いやな予感がしました。

結論からいうと、前回の資金借入は受付けてもらえなかったとのこと。理由はそれ以前に提出した就農計画に資金借入が予定されてなかったため。だそうです。

役場の人たちはまったくの平あやまりです。私たちの落ち度でこんなことになり申し訳ありません、と。

だめになったからといって資金自体はすぐに困ることはないですが、保証人の方にまた印鑑証明だの、所得証明だのをお願いしないといけないのがいちばんイタイですよね。

いま、新規就農を考えているあなた！
新規就農は役場とか農協とか役所（のような組織）を通してことが進みますからこのようなことも頭の隅に入れておいた方がいいですよ。

民間企業のようなスピードではことは進みません。

資金借入-2

今朝、役場へ書類を届けてきました。やれやれ。

ところで、今回勉強になったのですが、資金借入の書類に
　1）収入印紙を貼る
　2）収入印紙に借入人、保証人等で割り印する、
　3）借入人、保証人等余白に捨て印を押す、
ということでした。
一つ一つは知らないことではないけれど、今回の書類についてどうするのか役場から説明は一切なし。保証人になってくれる人から初めて聞きました。

サラリーマン時代は収入印紙の割り印なんてサインで済ませてたことも多かったなあ。同じ実印を押すなんて。
押すのを忘れたらまた、『ハンコもう一か所お願いします』って保証人さんの所へ行かなくては。

ただでさえ、時間ないんだから、間に合わなくなる怖れだって
あるでしょ。まったく。



ところで写真は昨日作った金柑の煮物。水と日本酒と氷砂糖、と金柑です。まろやか、つーか、優しい甘さです。ノドにいいかもって感じ。

最近風邪気味なので、チボっとお湯をたして飲んで寝ます。

資金借入

　このあいだ書いた資金借入の話。今回2/15締め切りの分は保証人の方のハンコをもらって書類も揃いました。

本当にみなさんにはお手数、ご心配をかけました。
　m(_._)m

　また、4月に別な資金借入を起こさないといけないけどそのときは、そのときで。

　まだ、本調子でないから今日も早寝。

新規就農

私は農家になるべく、この下川町で実習しているのですが、今年は実習をしながらビニールハウスを立てる許可がでました。もちろん、そこで野菜を作ってもいいのです。

で、機械を買ったり種や農薬などを買わなくてはならないのですが、自分の貯金だけでは足りません。そこで、資金を借してください、となります。

まだ土地も機械もないから、担保になるものがないので、お金を借りるのに保証人が必要です。


これは、サラリーマンを辞めて農家（畑作）になろうとする人の普通のパターンです。

それで、ここのところ毎日のようにあちこちの農家さんへ顔を出して、お願いに回っています。おかげさまでなんとかメドがつきそうです。

まだ下川町に来て1年足らずなのに私たちを信用してもらって保証人になっていただけるなんてたいへん有り難いことです。

これだけ信用してもらったら、保証人の方に迷惑だけはかけないようにしっかりやらねば、と気のひきしまる思いです。


追　伸
今日は鼻が詰まって、頭が重い、風邪のひきはじめかなー。誰にうつされたか (;_;)

新しい月

今日から2月です、早いですねー。去年は2日坊主で終わった日記ですが今年はなーんと2倍の4日も続いています。この調子で行きますように。

昨夜はトマトの勉強でした。新篠津村の大塚裕樹さんの講演でした。第1回コープさっぽろ農業大賞のコープさっぽろ会長賞をとった方です。有機農法で自分で販路を開拓し大丸やロビンソン、イトーヨーカドーにも出荷しているそうです。

昨日の話ではリスク分散ということに気をつかっておられると感じました。いわく、
　雇用リスクの分散　→　研修生や雇用
　連作障害、害虫リスクの分散　→　輪作、混植
　労務リスクの分散　→　優秀な社員の育成

うちも、がんばって見習おうっ。
写真は雪玉キャッチを狙う我が家の愛犬タレイアです。