こだわりのフルーツトマトを直接消費者の方へお送りしています。
2014年03月14日
豊かな暮らしとは
最近フェイスブックで話題になっていたリオ会議でのウルグアイ大統領の演説を観ました。リオ会議というのは一昨年の夏にあった「国連持続可能な開発会議」のことらしいです。
この動画について、「世界で最も貧しい大統領の衝撃的なスピーチ」というタイトルで話題になっていますが、正確には「(経済的には)世界で最も貧しい(けれども最も豊かに暮らしている)大統領」という感じです。自分が暮らすのに必要な月1000ドル強(10万円くらい?)のほかはみんな寄付してしまって質素な家に暮らしているらしい。
10分以上のある演説を集中して観るのは大変(と思うのはわたしだけ? (^^;)と思われる方はコチラのサイトで日本語訳してくれたものを読むこともできます。
リオ会議でもっとも衝撃的なスピーチ:ムヒカ大統領のスピーチ (日本語版)
http://hana.bi/2012/07/mujica-speech-nihongo/
中でも印象的だったのは
というところ。これは本当にそう思う。
実のところ、北海道に来てもなかなか就農地が決まらず、あるいは就農してからも大雨でフルーツトマトがほとんど全滅というような年が続いてしまったり、経済的にとても苦しかったです。(恥ずかしい話を暴露しますが、収入がないので払う税金もなく、健康保険が生活困窮者のための減額対象になるくらいの貧乏でした)
でも経済的貧しさの中にも楽しさはいくらでもあります。
たとえば、2010年大雨で収穫絶望とわかった年、とてもショックで口をきく元気もなくなってしまいました。そんなある日トイレに入ったら、花が飾ってあったんです。ペットボトルの口を切り取った花瓶に家の周りに咲いている赤いクローバーとイヌカミツレが数本さしてあっただけなのですけれど…。トマト氏も農場長として苦しかったと思うのですが、落ち込んでいるAsakoをなんとか励まそうとしてくれたの。
新規就農してから生活が安定するまでは本当に大変。お友だちのハウスが大雪で大打撃を受けた話とか、なかなか生産があがらない話を聞くと、他人事には思えず、胸がきゅーっと痛む。でも「夢をあきらめないで努力していれば、いつか必ずかなうから!」
新規就農する前に「マイペース酪農」の三友さんからいただいたアドバイスで、「都会の暮らしから離れたところに価値を見出せるようになること」というのがありました。サラリーマン時代のように、レストランにいったりデリカで買ったりした珍しい&美味しいものを食べて、家族で旅行に行って、きれいなお洋服を着て…と思ったら、農業収入だけではとても大変。でもそういうのだけが幸せじゃないでしょう?ということを教えてくれました。
家族で食卓を囲んで手作りの心のこもったご飯が食べられて、きれいな青空があって、あるいは雨の日は雨の日の静けさがあって、それでもう十分幸せ。○○ちゃんもそのことに気がついてくれるといいな。
−−−−−
うちに遊びに来てくれた人たちのセリフで多いのが「これくらいで十分なんだよな」というのと「この家は何もないな」というの。
これだけじゃわかりにくいのでちょっと解説すると、北海道の家は大きい家が多い。新築ともなるとせっかくの機会だから、とどうしても広く大きくなってしまう。でも夫婦2人で暮らすには「これくらいで十分なんだよな」ということらしい。小さいけど十分。それから普通の家庭よりもかなり少ないモノで暮らしています。そんなにたくさんのモノがなくても十分。

お花屋さんでいただいてきた桜。小さな幸せ (^^)
Asako
この動画について、「世界で最も貧しい大統領の衝撃的なスピーチ」というタイトルで話題になっていますが、正確には「(経済的には)世界で最も貧しい(けれども最も豊かに暮らしている)大統領」という感じです。自分が暮らすのに必要な月1000ドル強(10万円くらい?)のほかはみんな寄付してしまって質素な家に暮らしているらしい。
10分以上のある演説を集中して観るのは大変(と思うのはわたしだけ? (^^;)と思われる方はコチラのサイトで日本語訳してくれたものを読むこともできます。
リオ会議でもっとも衝撃的なスピーチ:ムヒカ大統領のスピーチ (日本語版)
http://hana.bi/2012/07/mujica-speech-nihongo/
中でも印象的だったのは
貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、無限の欲があり、いくらあっても満足しない人のことだ
というところ。これは本当にそう思う。
実のところ、北海道に来てもなかなか就農地が決まらず、あるいは就農してからも大雨でフルーツトマトがほとんど全滅というような年が続いてしまったり、経済的にとても苦しかったです。(恥ずかしい話を暴露しますが、収入がないので払う税金もなく、健康保険が生活困窮者のための減額対象になるくらいの貧乏でした)
でも経済的貧しさの中にも楽しさはいくらでもあります。
たとえば、2010年大雨で収穫絶望とわかった年、とてもショックで口をきく元気もなくなってしまいました。そんなある日トイレに入ったら、花が飾ってあったんです。ペットボトルの口を切り取った花瓶に家の周りに咲いている赤いクローバーとイヌカミツレが数本さしてあっただけなのですけれど…。トマト氏も農場長として苦しかったと思うのですが、落ち込んでいるAsakoをなんとか励まそうとしてくれたの。
新規就農してから生活が安定するまでは本当に大変。お友だちのハウスが大雪で大打撃を受けた話とか、なかなか生産があがらない話を聞くと、他人事には思えず、胸がきゅーっと痛む。でも「夢をあきらめないで努力していれば、いつか必ずかなうから!」
新規就農する前に「マイペース酪農」の三友さんからいただいたアドバイスで、「都会の暮らしから離れたところに価値を見出せるようになること」というのがありました。サラリーマン時代のように、レストランにいったりデリカで買ったりした珍しい&美味しいものを食べて、家族で旅行に行って、きれいなお洋服を着て…と思ったら、農業収入だけではとても大変。でもそういうのだけが幸せじゃないでしょう?ということを教えてくれました。
家族で食卓を囲んで手作りの心のこもったご飯が食べられて、きれいな青空があって、あるいは雨の日は雨の日の静けさがあって、それでもう十分幸せ。○○ちゃんもそのことに気がついてくれるといいな。
−−−−−
うちに遊びに来てくれた人たちのセリフで多いのが「これくらいで十分なんだよな」というのと「この家は何もないな」というの。
これだけじゃわかりにくいのでちょっと解説すると、北海道の家は大きい家が多い。新築ともなるとせっかくの機会だから、とどうしても広く大きくなってしまう。でも夫婦2人で暮らすには「これくらいで十分なんだよな」ということらしい。小さいけど十分。それから普通の家庭よりもかなり少ないモノで暮らしています。そんなにたくさんのモノがなくても十分。

お花屋さんでいただいてきた桜。小さな幸せ (^^)
Asako
posted by tomato at 09:03| Comment(0)
| 新規就農
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