こだわりのフルーツトマトを直接消費者の方へお送りしています。
2016年02月18日
谷目さんと古時計
トマト氏の祖父の思い出の時計。わたしが結婚したとき(26年前)にすでに動かなくなって何年も経っていました。インターネットのない時代、時計の修理をしてくれるところを探すのは電話帳が頼りでした。そしてようやくみつけた時計屋さんで修理してもらったものの1ヶ月くらいで再び動かなくなって、その時計屋さんに「ごめんなさい、直せません」といわれた時計。以来25年くらい止まったままでした。
それから何回もの引越しのたびに「捨てたら?」と言われ続けたのに、なぜか好きでずっと持って歩いていました。一昨年の最後の引越しは断捨離の嵐だったのにそれでも捨てられないでいました。まさに文字通り
♪いまは もううごかない おじいさんの時計〜 ♪

そして運命の今年のお正月!笑
「NPO森の生活に今度来た人、牧村(旅館)さんの時計、直しちゃったんだよ!」
それはなんとしても会いに行かなくちゃ!というわけで無理をお願いしておじいちゃんの時計を直してもらっちゃいました!\(^o^)/
上の動画のほか学校のチャイム(ウエストミンスター)ともうひとつ計3曲のメロディがはいっています。時報だけでなく15分ごとにショートバージョンのメロディも鳴ります。
時計屋さんが直せなかった時計を直しちゃうすごい人は実は 世界に6人しかいないからくりオルガン職人 谷目 基さん なのです。谷目さんは下川町の隣の西興部村の道の駅「花夢」にある、日本にただひとつのからくりオルガン 音木林(おとぎばやし) の作者さんです。


上の写真は西興部村のサイトよりお借りしています。
わたしも観にいったことがありますが、メロディにあわせて音楽隊のみなさんがそれぞれ別々の動きをしながら演奏をしてくれます。とても優しい音色でただただみとれてしまいます。
「(世界に6人しかいないからくりオルガン職人は)みなさん高齢で80才過ぎとかなんです。そのうちの一人スイスの方はついこの間亡くなってしまったのです。お金をためて会いに行こうと思っていたのに…」と静かに話す谷目さん。若き日の谷目さんはからくりオルガン職人になりたいと決めてから、でもどうやったらその職人になれるのかわからないまま、飛騨で木工を学び、山梨でからくりを学び、と必要な技術、知識を身につけていったのだそうです。「今でもどう進んでいったらいいのかわからないのです。今やっていることもからくりオルガン職人への道へ向かって近づいているのか遠ざかっているのか、それさえもわからない。誰もやっていないからお手本がないんです…」とひたすら謙虚にお話されます。
ええー!もう十分すごいのに!
いえいえ、まだまだなのです…
この時計のことも、振り子の速さとか音が鳴る仕組みとかどうやって数を数えるのかとか、ひとつひとつ丁寧に説明してくださって、「この子は状態もよくとても音がきれいですね」と愛おしそうに話してくれます。ネジ巻きがなくなっていたので新しく作ってくれて一つ無くなっていた飾り罫も似せて作ってくれました。そしてちょっと「個性」がある部分を改造?改良?して調整できるようにしてくれました。そして動くのは超久しぶりなのにきっちりと毎日正確に時を刻み続けています!谷目さんすごすぎるーー!
で、そのすごい谷目さんの手回しオルガンの演奏が今度のアイスキャンドルスクエアの癒しの喫茶ライブで聴けますよ。そして演奏を聴くだけでなく、谷目さんの作った手回しオルガンも体験させてくれます。「そんな大切なもの、他の人に触らせて壊されちゃったりしませんか?」というわたしの質問に「3才から100才まで、どなたでも体験できます (^^) もし壊れたら直せばいいのです」と答える谷目さん。ひとりでも多くの方にこのオルガンの魅力を伝えたいのだそうです。
そこで演奏される手回しオルガンの楽譜も谷目さんがNPOのお仕事を終わったあと、夜な夜なパンチャーを踏んで作っているとか。そんな貴重なお時間をうちの時計のために使っていただいてすみません…。いつか下川産材料100%のオルガンも作ってくださるのだそうですよ〜♪みんなぜひ来てね♪
Asako
それから何回もの引越しのたびに「捨てたら?」と言われ続けたのに、なぜか好きでずっと持って歩いていました。一昨年の最後の引越しは断捨離の嵐だったのにそれでも捨てられないでいました。まさに文字通り
♪いまは もううごかない おじいさんの時計〜 ♪

そして運命の今年のお正月!笑
「NPO森の生活に今度来た人、牧村(旅館)さんの時計、直しちゃったんだよ!」
それはなんとしても会いに行かなくちゃ!というわけで無理をお願いしておじいちゃんの時計を直してもらっちゃいました!\(^o^)/
ダウンロードは🎥こちら
上の動画のほか学校のチャイム(ウエストミンスター)ともうひとつ計3曲のメロディがはいっています。時報だけでなく15分ごとにショートバージョンのメロディも鳴ります。
時計屋さんが直せなかった時計を直しちゃうすごい人は実は 世界に6人しかいないからくりオルガン職人 谷目 基さん なのです。谷目さんは下川町の隣の西興部村の道の駅「花夢」にある、日本にただひとつのからくりオルガン 音木林(おとぎばやし) の作者さんです。


上の写真は西興部村のサイトよりお借りしています。
わたしも観にいったことがありますが、メロディにあわせて音楽隊のみなさんがそれぞれ別々の動きをしながら演奏をしてくれます。とても優しい音色でただただみとれてしまいます。
「(世界に6人しかいないからくりオルガン職人は)みなさん高齢で80才過ぎとかなんです。そのうちの一人スイスの方はついこの間亡くなってしまったのです。お金をためて会いに行こうと思っていたのに…」と静かに話す谷目さん。若き日の谷目さんはからくりオルガン職人になりたいと決めてから、でもどうやったらその職人になれるのかわからないまま、飛騨で木工を学び、山梨でからくりを学び、と必要な技術、知識を身につけていったのだそうです。「今でもどう進んでいったらいいのかわからないのです。今やっていることもからくりオルガン職人への道へ向かって近づいているのか遠ざかっているのか、それさえもわからない。誰もやっていないからお手本がないんです…」とひたすら謙虚にお話されます。
ええー!もう十分すごいのに!
いえいえ、まだまだなのです…
この時計のことも、振り子の速さとか音が鳴る仕組みとかどうやって数を数えるのかとか、ひとつひとつ丁寧に説明してくださって、「この子は状態もよくとても音がきれいですね」と愛おしそうに話してくれます。ネジ巻きがなくなっていたので新しく作ってくれて一つ無くなっていた飾り罫も似せて作ってくれました。そしてちょっと「個性」がある部分を改造?改良?して調整できるようにしてくれました。そして動くのは超久しぶりなのにきっちりと毎日正確に時を刻み続けています!谷目さんすごすぎるーー!
で、そのすごい谷目さんの手回しオルガンの演奏が今度のアイスキャンドルスクエアの癒しの喫茶ライブで聴けますよ。そして演奏を聴くだけでなく、谷目さんの作った手回しオルガンも体験させてくれます。「そんな大切なもの、他の人に触らせて壊されちゃったりしませんか?」というわたしの質問に「3才から100才まで、どなたでも体験できます (^^) もし壊れたら直せばいいのです」と答える谷目さん。ひとりでも多くの方にこのオルガンの魅力を伝えたいのだそうです。
そこで演奏される手回しオルガンの楽譜も谷目さんがNPOのお仕事を終わったあと、夜な夜なパンチャーを踏んで作っているとか。そんな貴重なお時間をうちの時計のために使っていただいてすみません…。いつか下川産材料100%のオルガンも作ってくださるのだそうですよ〜♪みんなぜひ来てね♪
Asako
posted by tomato at 17:07| Comment(0)
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