こだわりのフルーツトマトを直接消費者の方へお送りしています。
2014年11月11日
完熟ってなんだろう?

くるみ記事に「お鍋の後ろに移っている赤いビンはなにか?」とお問い合わせ(?)をいただきました。はい、ご明察。うちのトマトで作ったトマトソースです。

これは10月24日の片付けのときの写真。今年は農協さんの共同選果が23日まででした。その時点で美味しそうなのにまだ緑色のトマトがたくさん残っていました。でも寒くてなかなか赤くならないし、早く片付けないと雪が降るまでに片づけが終わらないし…ということで、そのとき緑色のトマトはかわいそうだけど片付けられてしまったのですね。
でもでもー、その緑のトマトたちがあんまり美味しそうなので(あ、あくまでも生産者の立場からみて、「この子は将来美味しくなりそうだ」という判断で、そのまま食卓に載せても全然「美味しそう」ではありませんよ、念のため)もったいなくて、かわいそうで、とっておきました。

その子達が赤くなったのの一部がこちら。
樹につけたまま完熟させないと、中のタネやゼリーのところが緑だったり果肉が白かったりするものだと、ずっと思っていたのですが、案外そうでもないみたいなんです。(収穫した時点の熟し具合によるかもしれません)
冒頭の写真のトマトは収穫時にまっ緑でした。写真の日付を確認すると11月9日、収穫してから二週間半くらい室内においているうちに赤くなったトマトです。
どうみても美味しそうなので食べてみたらやっぱり美味しかったんです。(^^; 糖度計ではかってみたら約9.5度ありました。少し酸味が不足していました。
もちろん、おいておく間に悪くなるものや、完熟まで進まないで変な色になったり、切ってみたら種子が未熟だったり果肉が白かったりするものも、まあ、半分くらい(欲張ってたくさんとっておいたので 笑)ありました。くるみ仕事の前にその中の真っ赤で美味しそうなトマトを使ってまたトマトソースを作ったのでした。できたソースも美味しかったです!

この図は、日本うまみ調味料協会さんのHPに掲載されているものです。(https://www.umamikyo.gr.jp/knowledge/component.html)
赤くなるにつれて、グルタミン酸(うみま成分)が増えているのがわかります。でも完熟していくにしたがって酸味が減っていってしまいます。
まっかっかーなトマトが一番素敵なんだろうと思っていたけど、でも一方で完熟したトマトってなんだか間抜けな?味に感じていました。案外真っ赤になる前の糖度もあって酸味もある熟し加減のほうが味が濃くてぎゅっとしまった美味しさなのかも。
Asako
posted by tomato at 11:29| Comment(0)
| 料理・保存食
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